土壌汚染調査から対策までの流れ


土壌汚染における土壌・地下水汚染対策

土壌・地下水汚染対策とは、汚染が確認された場合、指定区域への立入禁止、汚染土壌の覆土・舗装等の適切な処理によりリスクを管理し、汚染の種類各措置の具体的な方法により浄化施工を行うこと。

土壌汚染/地下水汚染のリスク低減化・リスク管理の概要

●土壌直接摂取リスク低減化

・人の立入制限と飛散防止 ・柵や標識の設置、シート等設置
・覆土、舗装、封じ込め ・覆土、舗装 (アスファルト、コンクリート舗装、盛土)
・掘削、施設内封じ込め (そのまま、不溶化、固形化)
・原位置処理封じ込め (そのまま、不溶化、固形化)
・土壌浄化 ・掘削、浄化処理、埋め戻し (加熱脱着、土壌浄化+場内埋戻し)
・原位置浄化 (化学的処理等により原位置分解・抽出)
・掘削、搬出 (浄化再利用、副原料利用、最終処分)

●地下水溶出リスク低減化

・暴露管理 ・定期的な水質モニタリング
・拡散、流出防止 ・原位置封じ込め (鋼矢板工)
・掘削、封じ込め (そのまま、不溶化、固形化)
・原位置処理封じ込め (そのまま、不溶化、固形化)
・土壌浄化 ・掘削、浄化処理、埋め戻し (加熱脱着、土壌浄化+場内埋戻し)
・原位置浄化 (原位置分解〔化学的処理、バイオレメディエーション等〕)
         (原位置抽出〔土壌ガス吸引、揚水処理等〕)
・掘削、搬出 (浄化再利用、副原料利用、最終処分)



各措置の具体例

立入制限

指定区域に人が立ち入るのを防止するために柵などの囲いを設ける。
立札、看板等を用いて立入を禁止する。
飛散防止 汚染された土壌や特定有害物質の飛散を防止するため、シート等により覆う措置を講ずる。
覆土・盛土 砂利で覆い、汚染されていない土壌で50cm以上覆う。
舗装 アスファルト、コンクリートなど耐久性や遮断の効力があるもので覆う。
掘削 汚染土壌を掘削し、汚染されていない土壌または、特定有害物質を除去し土壌溶出基準以下とした土壌で埋め戻す。
封じ込め 汚染土壌直下の最も浅い不透水層まで鋼矢板等の遮水構造物を設置し、その上面を遮水できるコンクリートやアスファルトで覆う。※第二溶出基準以下の汚染土壌に限る。
原位置不溶化 汚染土壌を薬剤注入法などで有害物質が溶出しないように性状を変化させ、土壌溶出基準に適合するようにする。不溶化した範囲100m2に1地点の割合で不溶化処理した深度まで1mごとに土壌溶出量を測定して、土壌溶出基準に適合することを確認する。※第二溶出基準以下の重金属等による汚染土壌に限る。
地下水水質のモニタリング 土壌溶出基準を超過しているが地下水汚染が生じていない場合、定期的に地下水の水質測定を行う。
地下水汚染が確認された場合は、汚染の除去等の措置を速やかに行う。


主な浄化処理技術(土壌の浄化処理)





分類
詳細方法
概 要
処理対象



バイオスティミュレーション
土着微生物を活性化、特定物質の資化菌を注入して分解を促進
TCE
他VOC
バイオオーグメンテーション
より対象物質に適した微生物を注入し分解を促進
VOC・水銀
芳香族類
バイオベンティング
水不飽和帯に送気し微生物による分解速度を高める
TCE
他VOC
バイオスパージング
水飽和帯に送気し微生物による分解速度を高める
TCE
他VOC
ファイトレメディエーション
植物による吸収や根粒菌などによる取込除去
重金属・ PCB
有機化学物質





電気分解
電気泳動現象による
六価クロム

エアスパージング
土壌に圧縮空気の圧入による気散
VOC

土壌フラッシング
汚染地下水を汲み上げ、処理水を不飽和帯に戻し循環させる
重金属
VOC・油
ガス吸引
抽出井から吸引しガス状物質の回収
VOC・油

混気ジェット
管内に高圧で送水することにより、土粒子から剥離した油が気泡に吸着浮上後、分離


不溶化
薬品により汚染物質の溶解性、毒性を低下
重金属

固化
土壌固化剤を混合し、溶解性、移動性を低下
重金属

炭酸水処理
炭酸水の鉱物浸食作用で目的物質を回収
VOC
酸化分解
フェントン反応(過酸化水素鉄によるラジカル)で有機化合物の分解
VOC
油・PCB
石灰混合抽出
水和・溶解熱により目的物質を揮発
VOC

鉄粉混合パイル
0価鉄でクロル基を還元
VOC



揮発促進回収
高温空気を井戸に注入
VOC
蒸気注入
高温蒸気を井戸に注入
VOC
高周波
管状電極に高周波電流を流し土壌を加熱
VOC
ガラス固化
誘導加熱で土壌を溶融スラグ化
重金属
VOC・油
アルカリ触媒分解
重曹を添加し加熱することでダイオキシン類を脱塩化
ダイオキシン










ランドファーミング
土壌に窒素源を添加し、機械で水分、酸素濃度を調整しながら撹拌し、微生物分解を促進

VOC
スラリー
スラリー化し、バイオリアクタ中で分解

VOC
固相処理
栄養塩・水・微生物を添加し浄化

VOC
バイオパイル
栄養塩の添加・通気により、生物分解・揮発を促進

VOC





酸抽出
無機酸を添加し固形吸着材で吸着除去
重金属

分級洗浄
粒径ごとに分級し、洗浄
重金属
VOC・油
気泡連行
過酸化水素の添加による発泡で、吸着浮上


溶媒抽出
溶媒による抽出
VOC

不溶化
薬品により汚染物質の溶解性、毒性を低下
重金属
VOC・油
固化
固化剤を混合し、溶解性、移動性を低下
重金属
VOC・油
超臨界水酸化
超臨界水(400℃、25MPa)で酸化分解
ダイオキシン

メカノケミカル
ボールミルで粉砕する際、化合物の結合が活性化させ、アルカリ剤で脱塩素化
ダイオキシン

光化学酸化
紫外線分解
PCB



熱分解・熱脱着
キルンで加熱し揮発。ガス冷却で回収
VOC・油
水銀
触媒酸化分解
触媒を添加し、加熱分解
VOC

触媒還元分解
有機塩素化合物の排ガスに水素ガスを注入、加熱し触媒層でHC・HClに還元
VOC

紫外線分解
紫外線分解
VOC

真空加熱分解
減圧下で加熱し、分解・揮発回収
ダイオキシン
水銀
溶融
VOC等を熱分解、スラグ化
VOC
重金属


主な浄化処理技術(地下水の浄化処理)






分類
詳細方法
概 要
処理対象
生物処理
バイオスティミュレーション
土着微生物を活性化、特定物質の資化菌を注入して分解を促進
TCE
他VOC
バイオオーグメンテーション
より対象物質に適した微生物を注入し分解を促進
VOC
芳香族類
物理化学処理
エアスパージング
飽和層に圧縮空気の圧入による気散
VOC

気液混合抽出
真空ポンプを用いて高負圧で土壌ガスと汚染地下水を汲み上げ
VOC

界面活性剤
界面活性剤により目的物質を乳化させ脱離
VOC
透過性反応壁
鉄粉や活性炭等の反応壁を透過させ吸着や分解促進
VOC
重金属
酸化剤注入
酸化剤を注入し目的物質を分解促進
VOC
熱処理
揮発促進回収
電気加温法等により加熱し地下水中の目的物質を気散
VOC




生物処理
液相バイオリアクター
揚水した地下水を湿式のバイオリアクターに通過分解
VOC

気相バイオリアクター
揚水した地下水を乾式のバイオリアクターに通過分解
VOC

物理化学処理
揚水曝気
汚染地下水を揚水し曝気により分離
VOC

還元処理
汚染地下水を揚水し還元剤により分解
VOC

酸化分解
汚染地下水を揚水し酸化剤により分解
VOC

凍結分離
汚染地下水を揚水し凍結させることにより不溶物質を分離
VOC

凝集沈殿
汚染地下水を揚水し凝集材により分離
VOC
油・重金属

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